なぜ、津川洋行の車椅子には、足を入れるフットボックスがあるのですか?

これは、在る事件がきっかけで装着されました、20年程まえ迄までは、

フットボックスは装着されてませんでした、当時は後ろの足掛けに足をバンドで

固定する形でした。在るお客さんが何時ものように、パラカートにワンチャンを乗せて、

何時もの散歩コースを歩いていた時です、ふっとワンチャンを見ると、足が、足掛けより

外れ路面を擦り、血だらけになっていました、痛覚も弱っているワンチャンには痛みすら

伝達しないのかも知れません、それ以来すべてのパラカートに標準装備されました、

その結果思わぬ、結果が出たのです!!   パラカートをお作りになる60%位の

ワンチャンが片足に軽く力が残っています、このタイプのワンチャンは従来なかなか

歩いて貰えず私共の悩みの種でした、それがフットボックスの中でスキップを踏み、

気持ち好く歩き出したのです。その上足に力を感じる様になった、立てる様になった、

ほぼ全快して車椅子が要らなくなった例迄出始めました、現在でも年に数頭の

嬉しい報告が有ります、これは想像ですが、腕に多少力が残っている人の腕を縛り

歩けと言ってる状態に似ている様な気がします、手を振って歩いての

バランスなのかも知れません、また、ボックスの中の足が変化する床に対して

バランスを取ろうと懸命に力を入れたり、している結果なのか

好く解りませんが、リハビリ効果が有るのは否定できません

しかし必ずしもフットボックスが全能では有りませんので、

足掛けも併設して有ります、どちらか不用の方は取り外す事が出来ます